消費者が購入する商品やサービスなどの価格(物価)の動きを把握するために使われる指数。CIPと言われることが多い。
ある時点の消費構造を基準に、同じ商品やサービスを購入した場合に必要となる金額がどのように変化したを表します(現在の指数は2020年を100として計算)。日本では総務省が毎月末近くに発表しています。
世帯の消費支出で一定の割合を占める528品目、10種類の用途(食品・住居・教育娯楽など)毎に商品やサービスを調査対象にして算出します。
528品目はそれぞれの品目を代表する銘柄が選ばれています。例えば、カップ麺…カップヌードル、ビスケット…森永マリー、台所洗剤…キュキュット、殺虫剤…キンチョール といった感じです。
CPI指数の中で、生鮮食品など動きの激しいものを除いたコアCPIが最も重要な指数とされています。
CPIは単に物価の動きを見るだけではなく、国内では日本銀行が経済政策を決定したり公的年金の給付額を決定する判断材料の一つとしても活用されています。
ちなみに、生産者物価指数のことをPPIと言います。