運用の目標とする指数(ベンチマーク)を上回る投資成果を目指す投資信託または運用方法。
そのために対象となる一部の業種や地域などに特化することを強いられるため、インデック運用(投信)より運用成果が大きくなりやすく、ファンドマネジャーや運用チームの手腕で成果が大きく異なります。
インデックス運用(投信)に比べて多くの人材や情報収集が必要なため、インデックス運用(投信)より手数料などのコストが大きくなります。
金融庁の調査では、インデックス投信よりリターンが明らかに下回るアクティブ投信の8割が大手金融機関系列の商品だったそうです。
金融庁はこの要因を運用だけではなく、投信を適切に管理・運用成果を検証しているかといった基本的な部分に及んでいるとしています。
確かに、インデックス投信を超える運用成果をたたき出しているアクティブ投信はアクティブ投信全体の2割程度と言われています。クローゼットインデックス(隠れインデックスとも呼ばれるアクティブ投信とされながらも、運用の実態はインデックス投信と変わらない銘柄)と呼ばれる銘柄も多く存在しています。
そのため、銘柄選びがインデックス投信より難しくなります。
巷では「インデックスか、アクティブか」といった議論がありますが「どちらが良いか」を問うのはナンセンス。個人の価値観や好みの問題、そして、銘柄(運用)に対する納得観と考えます。