国や地方自治体、企業などが資金を調達するために発行するもので、イメージとしては借用証書が近いと思います。
一般的に債券を購入すると、利払い日に利息が支払われ、償還日(満期日)に額面金額が払い戻されます。
債券はいつでも売買できますが、時価は変動するため額面金額よりも高くなることもあれば、低くなることもあります。つまり、償還日まで持っていれば安全性が高い一方、償還日前に売ってしまうと元本が割れてしまうことがあります。
また、発行している組織(発行体)の経営悪化や破綻によって利息の支払いが滞ったり、元本が戻らないことや毀損することもあります(デフォルトリスクといいます)。
そのため、発行体の安全性を確認することが大切です。
安全性の低いほど利息(金利)の利回りは高くなる傾向にあります。
例えば、友人にお金を貸すとした場合、必ず返してくれると信頼のできる友人であれば、利息はゼロにできます。一方で、貸しても返ってくる可能性が低い友人の場合、利息を高く(トイチ)などに設定することもあり得ます。
債券価格と債券利回りは逆相関(債券価格が上昇すると債券利回りは低下、債券価格が下落すると債券利回りは上昇)となります。