日経新聞社が新たな株価指数をスタートしています。
2026年2月9日からスタートしたこの指数は、「日経モート指数」と呼ばれ「もしバフェ」とも呼ばれています。
「モート」とは「堀」の意で、企業が築く参入障壁を意味します。
コカ・コーラやディズニーのように後発企業が業界に参入したくても、先発企業が影響や存在が大きすぎて参入できない・しにくいことを「参入障壁」と言います。
下図は日経平均株価と日経モート指数の相関と推移(パフォーマンス)になります。
モート指数を構成する組み入れ銘柄数は30銘柄で、組み入れ銘柄の選定基準は下の通りです。
・プライム市場で売上高が業種内で上位20%以内
・時価総額が1000億円以上
・売上高に対する営業キャッシュフロー比率が業種平均との乖離幅の大きい順に30銘柄
具体的な30銘柄は下図になります(証券コードが赤の銘柄は組み入れウェートが大きい10社)
電気機器株と商社株が大きなウェートを占めているので株価市場全体を反映しているとは思えませんが、面白さは感じます。
年間リターン(%)を見てみると、下記のようになります(日経新聞社データによる)。
| 2021 2022 2023 2024 2025 YTD |
| 日経モート株指数 | 15.30 1.37 41.06 17.01 21.26 3.55 |
| 日経平均株価 | 6.66 -7.34 30.96 21.33 28.65 2.18 |
年によりばらつきはありますが、近年は日経平均株価の方がパフォーマンスが良いようです。が、長期で見た場合ミート株指数の方に分があるようです。
リスク・リターン(同データによる)を見てみましょう。
| 累積リターン(年率)% 標準偏差(年率)% 1年 3年 5年 1年 3年 5年 |
| 日経モート株指数 | 32.06 22.81 16.55 16.59 14.44 13.68 |
| 日経平均株価 | 45.92 24.39 14.04 25.27 19.06 17.49 |
上のように、長期の累積リターンは日経平均株価の方に若干の分がありそうですが、リスクは日経平均株価よりも低そうです。
未来は予想できませんが、銘柄の入れ替え等がなければ相応のパフォーマンスは期待できそうです。まだ新しい指数のため同指数を指標としたインデックスファンドがありませんが、期待はできそうです。
今後に期待ですが、投資家に認知されるか否かが大きな焦点になりそうです。